-
一人では5分かかることも、
チームなら1分でできることもある夜間作業や急ぎでない場合はカウンターで整備士に渡しますが、運航便のある時は実際に機体が駐機しているスポットまで届けます。緊急の場合は一人が部品を取りに行っている間に一人はデリバリーに行く準備、一人は書類の処理や部品のタグの記入というように、3・4人で連携することによって、一人では5分かかる仕事を1分後には機体まで届けることが可能になるのがチームワークです。それがうまくいったときは達成感があります。
-
緊張感のある運航便を支える
最終的に取り扱う部品が良品であり、間違いないことを自分達のサインで記録に残し整備士に渡す責任のある部署です。飛行機が飛び立つフライトの時間に間に合うように整備をしなければならない、その状況を無線で聞きながら準備して、迅速にライン整備士へ部品を引き渡します。無線のやり取りで機体の状況を把握し、最前線でエアラインオペレーションを支えます。
-
部品のスペシャリストとして、ANAの品質向上に貢献したい
私たちが絶対やらなければいけない仕事は、100%確実な部品を提供することです。絶対にミスがあってはならないので、それをしっかり押さえた上で、整備士が整備しやすいようにプラスαの何かできることを考えています。今は運航支援の業務を経験していますが、もっといろんなことを知って部品に強い人財になりたいと思っています。
部品のスペシャリストになりオペレーションを支え、ANAの品質向上に貢献していきたいです。 -
次のフライトを控えた機体など、緊急度が高い場合も迅速に対応
工具窓口の仕事は大きく3つに分けられます。ひとつは工具を取りに来る格納庫の整備士への対応業務。2つ目はライン機の夜間整備に対する準備。整備士が発行するデイリーワークオーダーという作業計画書をもとに準備をし、足りない工具があれば他の空港から取り寄せます。緊急度の高い業務では、地方空港で不具合が発生したライン機に対して指定された工具を送ってほしいというオーダーが入ることもあります。ほとんどが運航便で次のフライトを控えていますので、緊急度が高くタイムプレッシャーもありますが、やりがいも大きい業務です。
-
不測の事態も想定しておくことで、
前例のないことにも対応できるあってはならないことですが、もし飛行中にエンジンがトラブルを起こしてどこか海外の空港に着陸して、そこでエンジン交換を行う場合、その空港で使う工具を全て集めて送らなければなりません。それが海外で、ANAが就航していない空港だと、誰が受け取るのか、送った物を誰が降ろすのか、そういう調整も必要になります。実際の業務の中では前例のないことも数多く発生しますので、不測の事態も想定して対処できるようにしなければなりません。
-
4万点の工具をすべて覚えて
窓口の仕事をマスターすることが目標部品の出納は必ずパーツナンバーで行われますが、工具の場合はツールナンバーだけでなく「あの作業で使う工具……」というケースもあるため、瞬時にそれが思い浮かぶようになれば臨機応変に対応できます。ベテランになれば、そういう工具をすぐ出せて、若い整備士に「これも必要じゃないか?」とアドバイスできるほどになります。
-
一刻を争う部品・工具の輸送や、エンジンなど
大型部品の輸送をコントロール国内外で就航しているANAの飛行機に不具合が発生した時に、必要な部品・整備用工具の梱包・発送を行い、確実に届けるための物流コントロールを行います。また、エンジンなどの大型部品は機体から取り下ろして整備作業を行うエンジンメンテナンスビルまでの牽引や、修理を終えたエンジンを取り付ける場合は航空機の駐機しているハンガーまで牽引し、円滑な整備作業を行える体制を整えています。
-
最短最速で届けるために、
あらゆる手段を駆使する輸送のエキスパート最短最速の輸送を手配するには、あらゆる輸送手段を社内外の情報を精査し、最速かつ確実なルートで手配しなければなりません。例えばエンジンの輸送には、車両だけでなく現地で積み降ろしをするフォークリフトや、その作業を行う人が必要です。その空港にいない場合は他社に依頼しなければなりませんし、フォークリフトがなければ、クレーンで吊らなくてはなりませんのでクレーン業者の手配や調整も必要です。輸送の流れを決して途切れさせないために豊富な経験とネットワークを駆使しています。