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航空機整備マニュアルの最新性を維持するのも私たちの仕事
航空機整備業務の安全性向上の為、技術情報は日々更新されていきます。私たちは、技術情報の保守管理を通じて、安全で的確、円滑なオペレーションを支えています。
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整備のマニュアルに編集を加え、
しかるべきタイミングで公開ドック整備、ライン整備、ショップ整備の現場で使われるマニュアルは、機体や部品のメーカーから発行されたマニュアルそのものではありません。ANAの仕様に合わせた補足資料などを加えた作業基準として編集作業を行っています。メーカーからはその都度発行されますが、公開時期はANAの技術部門で決められます。ドックなどで整備中の機体もあるため、ここまではこのマニュアル、それ以降は新しいマニュアルという作業のタイミングに合わせ、ANAの技術部門と連携しながら整備各社に公開します。
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整備の品質を左右するマニュアルに、
間違いがあってはならないこの仕事で一番重要なのは、間違ったものを出してはならないことです。ANAの技術部門から受け取った情報など、様々な依頼を付け加えますが、改訂を加える際に、最新版ではなく古いものに付け加えてしまったりすると、整備や運航の品質に大変な影響を及ぼします。そういう部分は非常に神経を使って注意しながら慎重に作業を進めています。受け取った時点で内容を確認し、疑問点があれば技術部門に確認して、綿密にANAの技術部門とコミュニケーションをとって正しいものを出しています。
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整備士のため、ANAを利用いただくお客様のために、業務の重要さを全員が意識
私たちがつくる作業基準や技術資料は、ANAの整備品質、さらにはフライト品質の維持向上に貢献していると思います。それを考えると、とてもやりがいを感じます。整備士が安心して整備を行うため、ANAを利用していただくお客様が安心して航空機に搭乗していただくために、自分たちの業務の重要さを全員が意識して業務にあたっています。時には緊急の対応を迫られる事や、難しい課題に直面する事もありますが、整備士や技術部門から「迅速な対応で助かった」、「ありがとう」と言われると頑張った甲斐があったと感じます。